簡単にいうと、過去の事例を紹介したものがケースです。主にビジネス(企業)のケースを扱います。
例えば、ある企業が過去にどのような経営をしていたか、どのように商品展開をしていたのか等が書かれています。
そして私達は過去の事例の是非を考えたり、新しい解決策を考えたりします。
4〜5人のグループに分かれ、与えられたケースについて討論します。
そして、討論の結果をグループの代表者が発表します。例えば、「ヴィレッジヴァンガードコーポレーション」について扱ったケースでは、「POSシステム導入は是か非か」というテーマでディスカッションをしました。
通常のケースの場合は、事前にケース内容が配られ、各自が自分の意見をレポートにまとめます。そのレポートを持ち寄り、グループで話し合い、発表の準備をします。発表は1回の授業で1グループが行います。発表後は、傍聴者が批判・質問等をする時間が設けられ、そこで、意見を言い合います。授業後、発表者以外の参加者は発表に関する批判文を書き、発表者が次の発表をより上手く行うためにアドバイスをします。
【メリット】
・ 思考トレーニングができます。
・ ディスカッションをする力がつきます。
・ プレゼン能力を伸ばすことができます。
・ 批判に耐えうる精神力が養われます。
参考) 小樽商科大学(2010)『MBAのためのケース分析 改訂版』同文館出版。
石井淳蔵・大西潔編著(2005)『マーケティングクリエイティブ 第1巻』碩学舎。
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